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形而上学的金魚1

ウラジミルが飼っている金魚の名は「シュレディンガー」といって、夜は腹を上にして眠る。
一見、死んでいるように見える。彼女が泳ぎ出すのを見るまで、我々は彼女が生きているのか死んでいるのか分からない。判断のつかない時間が毎晩続く。しかしウラジミルはそれに慣れてしまっている。




この間の三月に、色々と旅行をした。旅行と言っても金がないので、範囲は国内にとどまる。甲賀・伊賀、南紀、琵琶湖、東京、瀬戸内・尾道。果たして旅行と呼べるかどうか、地元からの距離を鑑みれば怪しいものもが、そんな定義はどうでも良い。


今回は東京の回想録である。すでに二ヶ月経っているのは私の怠慢ゆえであるが、記憶とは、すくってもすくっても、必ずこぼれてしまうもののようである。こぼれるのが寂しいので、書いて出来る限り留めておきたい。(こぼれるのを待たなければならないときもある)。


時間軸もぐちゃぐちゃで、極めて散文的な駄文になることは目に見えているのだが、ご容赦願いたい。自己満足である。そんなもの人の目に触れる必要ないじゃないか、と思われる方も大勢居るだろう。しかしどこか共有したいのである。「共有」というのは、人生の大きなテーマ(一番大きなといっていい)と思っている。




大袈裟でどこか衒った前置きになってしまったが、本題に入ろう。
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